プログラミング初心者がPHPを学ぶのにおすすめの書籍

PHPのソースコード

プログラミング初心者の方はどの言語から勉強すべきか迷うかもしれませんが、PHPは学習メリットが大きく、なおかつハードルが低い言語の一つです。理由としては、企業での開発にも使われており、さらに受託のフリーランスエンジニア向けの求人がかなり多いからです。

ブログ作成ツールでおなじみのワードプレスにもPHPが用いられており、これのカスタマイズ案件なども多いですね。つまり、PHPを勉強すると副業などにも便利だということです。私はSIerに在籍していた頃はJavaやCOBOLをメインでやっていましたが、フリーになってからはPHPを使う機会は多いです。

そこでこのページでは、プログラミング自体の経験があまりない方でもPHPの勉強ができる書籍を紹介します。ちなみに、レベルとしてはHTMLやCSSだけ勉強している方や、そういった言語もまったく勉強していない方を想定しています。

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とにかく簡単に勉強したい方におすすめの書籍

まずは、とにかく簡単に勉強したい挫折しないように簡単なところからステップアップしていきたい、という方におすすめの書籍を紹介します。

①いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室~

こちらの書籍はPHP入門書の中でおそらくもっとも売れています。特徴としては、とにかくわかりやすく解説されていることでしょう。恐ろしく親切という言葉が適切です。PHPに限った話ではありませんが、プログラミングの解説はだいたい横文字やアルファベットの羅列の単語が多くてそれだけでわけがわからなくなることがあります。

実際のプログラミングに入る前に用語の意味がわからなくてつまづいてしまったらかなりもったいないので、初心者の挫折をなくす一冊と言っても過言ではないでしょう。実際口コミでも、他の書籍で挫折して「いきなりはじめるPHP~ワクワク・ドキドキの入門教室~」にたどり着いたと書いている人が多いです。

他の言語経験者にはやや物足りない面もあるかもしれませんが、PHPの基礎だけでなくWeb画面と簡単なDBまでは作れる解説になっています。ちなみにDBはMySQLですが、簡単なものしか使用せず、またDBについても説明があるので初心者でも問題ありません。

②いちばんやさしい PHP の教本

人気のいちばんやさしいシリーズのPHPです。基礎から最低限の実践プログラムが学べることは間違いありません。いちばんやさしいシリーズはファンが多いため、別の言語とそろえて購入したい方にもおすすめです。

これはコレクションするためではなく、シリーズで購入するとその著者の書き方の癖や書籍の構成に慣れるので、次の言語を勉強しやすくなるからです。もちろんPHPのみを勉強する人にもおすすめできる書籍ですが、たとえば今後PythonやHTML、CSS、JavaScript、WordPressなどを勉強したい方には特におすすめできます。

PHPと合わせてHTML&CSS、WordPressと読み込んでおけば、副業でWordPressの改修、カスタマイズ案件を受注するための基礎が勉強できます。Web系案件で稼ぎたい方には良い選択かと思います。

こちらは同シリーズのHTML&CSSです。WordPressなどのCMSを使用せずに、HTMLとCSSのみでサイトのレイアウトを作りこめるレベルを目指しています。実際にCMSをまったく使用せずにサイトを作る機会は少ないかもしれませんが、それができればCMSのカスタマイズができるようになります。CMSと自作のハイブリッド型です。

③イラストでよくわかるPHP

プログラミング完全未経験の方向けに執筆された書籍です。またプログラミングを本格的に勉強したい方というよりは、たとえば企業のWeb担当やデザイナーなど、プログラミングを補助的なツールとして活用したい方をターゲットとしているようです。

とはいえ、プログラミング初心者にとってはこういった直感的に理解できる書籍はメリットがあります。ただし他の言語経験がある方は物足りなく感じる可能性が高いので、その場合上で紹介した書籍や、もう少し専門的な内容の書籍を選択した方が良いでしょう。

初心者向けだがやや専門的な書籍

上で紹介してきた書籍は、PHPだけでなくプログラミング自体がまったくの初心者で、なおかつそれでも簡単に理解できる内容になっています。ただし、簡単さに舵を切っている分専門性は落ちます。

次に紹介する書籍は、基本的には初心者向けではあるものの、少しだけ他の言語を経験していたり、もしくはプログラミング初心者でもある程度読み応えのある書籍をしっかり読み込んで勉強したい、という方向けです。

④独習PHP

独習シリーズは読みごたえがあり、これをやりきればそのまま実践に入れます。基本的な書籍は一冊に抑えて、後は実践で勉強していきたい、という方におすすめです。私自身PHPを勉強し始めた段階では複数の言語に慣れていたので基本書は使いませんでしたが、Javaは独習シリーズで勉強しました。

ボリュームがあってプログラミングの勉強に慣れていないと挫折しそうになるかもしれませんが、ある程度流し見くらいで良いかと思います。一言一句すべて理解する必要はなくて、ざっと把握できればOKです。

あとは実践に入りながら辞書のように調べる用に使えば良いので、一度にすべてを理解しようとはしないことが肝心です。

⑤PHPフレームワークLaravel入門

最後に、フレームワークも一緒に学びたい人におすすめの書籍です。PHPはRubyで言うところのRuby on Railsのような市場を牛耳っているフレームワークは存在しません。しかしLaravelはGitHubで大人気のフレームワークで、伸び盛りです。

企業が持っているプロジェクトでもフリーランス用の受託案件でも活躍しています。ただし、PHP自体の経験がまったくない方や、プログラミング経験がない方にとっては難易度が高いです。

なので、上で紹介したような書籍でPHPの基礎を学んだ後に、フレームワークの入門書として活用していただければと思います。

プログラミングは覚えるのではなく理解するもの

基本的なことですが、プログラミングのコードを暗記する必要は一切ありません。繰り返し記述するコードは嫌でも覚えますし、それよりもどのように組み立てていくのか考えることの方が重要です。

なので、書籍で勉強する際にも重箱の隅をつつくように一から十まできっちりと把握しなければならないわけではありません。「重要な部分を読み飛ばした」となる可能性があるのであまり強く推奨はできませんが、ざっと見て理解できたところ、そんなに重要そうでないと思われるところは読み飛ばして問題ありません。

というよりも、全部きっちりやろうとするとおそらく挫折します。書籍は半分ちょっと理解するくらいの気持ちで初めは読み流し、どんどん手を動かしてプログラムを書いていくのがおすすめです。

書いてみてわからなければまた書籍に戻れば良いだけですし、間違えるのも勉強のうちと思ってどんどん書籍も作業も進めていくと良いですね。

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