テストステロンでモテる、男らしくなる、前向き思考になる、といった話は有名かと思います。テストステロンは善玉の男性ホルモンで、これを高めることで女性を本能的に惹きつける、と言われることが多いですね。
これに関しては間違いではないかと思いますが、実は注意点やデメリットも存在します。そこでこのページでは、テストステロンとの正しい付き合い方、モテ観点からはどうするのがベストなのか、などについて解説します。
【この記事の要点】
- テストステロンにはモテ効果がある
- テストステロンにはメリット、デメリットがある
- テストステロンを増やすことは重要
- ただしテストステロンをコントロールできないと逆効果
- 高いテストステロンには高い理性や知性が必要
テストステロンのモテ効果
冒頭でも少し触れましたが、テストステロンには以下のようなモテ効果があります。
- 女性を本能的に惹きつける
- 前向き思考になる
- 顔つきが精悍になる
- 堂々とした振る舞いになる
以上のようなモテ効果があります。一言で言うと、テストステロンは男を男らしくして、女性を惹きつけるホルモンです。男らしさという表現は時代に合わないかもしれませんが、生物学的に雄としての力を高めるイメージになります。
テストステロンにはメリット・デメリットがある
モテ効果のあるテストステロンですが、実はメリットだけでなくデメリットも存在します。このデメリットを理解して適切な振る舞いをしないと、かえって女性から嫌われる可能性があります。
重要なのは、女性は本能ではテストステロンに惹きつけられ、理性ではテストステロンを嫌うということです。これについて詳しくは、テストステロンのメリット・デメリットを知れば直感的に理解できるかと思います。
テストステロンが多いメリット
テストステロンが多いメリットは一部上で挙げたものと重複しますが、以下のようになります。
- 前向き思考
- 堂々とした振る舞い
- 筋肉隆々
- 性欲が旺盛で生殖能力が高い
いわゆる男らしい男になり、女性が本能的に惹きつけられるということでした。
テストステロンが多いデメリット
テストステロンが多いと、以下のようなデメリットが発生します。
- 浮気しやすい
- 攻撃的になる
- 家事、育児に非協力的になる
- 危険な行動を取りやすくなる
テストステロンは男としての魅力を高めますが、それと同時に男の悪い部分も高めてしまいます。浮気や攻撃性は当然女性の嫌うものなので、テストステロンの悪い部分が目立つとかえって嫌われる可能性があるのです。
男らしい男は味方として協力してくれれば頼もしいですが、裏を返せば女性からすると自分に攻撃されたときの恐怖を伴います。詳しくは後述しますが、「男らしさをプラスの方向にのみ活かし、マイナス面は理性や知性で抑える」ことが重要です。
テストステロンが少ないメリット
テストステロンが少ないと、以下のようなメリットがあります。
- 浮気しにくい
- 優しい
- 家事、育児に協力的
- 平和主義者
テストステロンが少ないといわゆる男らしさには欠けるものの、家庭的で女性にとって共同生活をするのには魅力的な性質を持ちやすくなります。
テストステロンが少ないデメリット
テストステロンが少ないと、以下のようなデメリットが生じます。
- リスクを嫌うので優柔不断
- 向上心が低い
- 筋肉量が少ない
- 性欲が弱く生殖能力が低い
テストステロンが少ないと良くも悪くも男らしさが少なくなり、男としての原始的な力が弱くなります。女性からすると、「優しいけれど頼りない」「害はないけれど男としての魅力は感じない」ということになる可能性が高いです。
ハイブリッド型がモテる
上に挙げた特徴を見るとわかるかと思いますが、テストステロンの多い男性と少ない男性両方のメリットを併せ持ち、なおかつデメリット部分のない男性がモテます。
たとえば、「決断力があって堂々としているけれど、家庭的で優しい」「たくましい体で性欲旺盛だけど浮気はしない、彼女や妻一筋」「仕事には貪欲で上昇志向が強いけれど、それ以外は平和主義で面倒見が良い」などです。
このようなハイブリッド型は当然モテやすいと言えるでしょう。よく女性から「優しいだけじゃダメ」「男らしくても浮気する人はダメ」といった発言を耳にするかと思いますが、テストステロンの多い男性、少ない男性のどちらか一方の特性だけだとモテない可能性が高く、特にデメリットが際立つと大幅なマイナスです。
昔から「気は優しくて力持ち」がモテる、と言われていますが、これもテストステロン値が高いメリットと低いメリットのハイブリッド型です。
またギャップがあると良いと言われますが、これにもテストステロン値が関係しています。たとえば、「ゴリゴリのマッチョが子煩悩」「優しく穏やかに見えていざというときは決断力がある」などはテストステロン値によるギャップとも言えます。
社会状況によって女性側の好みが変わる
テストステロン値が高いメリットと低いメリットのハイブリッド型がモテるということでしたが、女性によって好みは様々でしょう。たとえば、優しい草食系男子がタイプの人もいれば、逆に肉食系のオレ様タイプが好み、という方もいるでしょう。
もちろん、草食系に見えて決断力があって出世しそう、肉食系だけど付き合ったら一途、などのハイブリッド型を理想としている女性が多いことは言うまでもありません。
これは個人の好みなのですが、社会状況によって女性側の好みにある程度傾向が現れます。世界各国でいろいろな研究データが発表されていて、私がいくつか見たことのあるものでも、医療制度の充実・死亡率、治安、女性の社会進出、などが関係しているようです。
具体的には、まず医療制度が充実しておらず、死亡率の高い国ほどテストステロン値の高い男性が好まれます。逆に医療制度が充実していて、死亡率の低い国ほどテストステロン値の低い男性が好まれます。
理由はあくまでも仮説のようですが、制度が充実していないほど生物としてのたくましさ、男としてのたくましさが求められるからだと考えられています。逆に制度が充実している場合男らしさがなくても生きていくことが可能で、それよりも協調性や優しさが重要視されるようです。
同じように、治安が悪いとより男らしさ、たくましさのあるテストステロン値の高い男性が求められ、逆に治安の良い地域では低テストステロン値の優しくおとなしい男性に需要があります。
また女性の社会進出が進んでいる地域ではより高テストステロン値の男性に需要が大きいようです。理由としては、たとえば仮に浮気をされて離婚しても女性は生きていけるので、男性にそこまで協力してもらう必要がないからだと考えられています。
男性の協力よりも、経済的な自立は自分でして、純粋に男らしい男と本能的な恋愛を楽しみたい、といったところでしょう。
逆に女性の社会進出の進んでいない地域では、男性の協力なしには生活できないので、低テストステロン値で穏やかで家庭的な男性が求められるようです。男らしい男と燃えるような恋をするよりも、安定した生活が第一です。
もちろんこれらはあくまでも傾向ですが、社会状況によって女性の好みが変わり、結果的に低テストステロン値の男性が求められる地域もあれば、高テストステロン値の男性が求められる地域もあるということでした。
繰り返しになりますが、いずれのケースでもハイブリッド型が最強とは思います。
日本人女性の好みは?
あくまでも主観ですが、日本人女性の好みは変遷しているかと思います。具体的には、以下のような流れです。
- 昭和の頃は男らしい高テストステロン値男性がモテた。
- 平成に入って医療制度、社会制度が整うにつれて低テストステロン値の草食系男性がモテるようになった。
- しかしその後女性の社会進出が進み、高テストステロン値の男性にも需要が出てきた。
こんな感じかなと考えています。共感の声もあれば、いや違うんじゃない?と思われる方もいるかもしれません。これはあくまでも私の主観です。
今後格差社会が進むにつれて、男女ともに生活スタイルも様々になっていきます。そうすると、女性の好みもより幅広くなり、低テストステロン値の男性を求める女性もいれば、高テストステロン値の男性を求める女性もいて、バラつきは増えていくような気がします。
とはいえ、上でも説明した通り「気は優しくて力持ち」「決断力や頼りがいがあるが家庭的で優しい面もある」といったハイブリッド型が攻守万能かとは思います。
あとはゴリマッチョよりも細マッチョが人気のことから、日本人女性はちょうど良いテストステロン値を求めているとも考えられます。テストステロン値が高すぎても制御が難しいからかもしれません。
年上の落ち着いた男性を好む女性が多いのも、ちょうど良いテストステロン値と関係しているのかもしれません。とはいえ、個人的にはちょうど良いテストステロン値を狙うよりは、テストステロン値を高めながらしっかりデメリットをカバーしていくやり方が良いと思います。
歳を取ればある程度テストステロン値は減ってしまうものなので、あえて高めなかったり、抑えるのは避けた方が良いと思うからです。
テストステロンを増やして理性や知性も身に付けると良い
テストステロンはモテ効果だけでなく、健康増進効果もあります。またテストステロン値が下がると上昇志向も減ります。
日本人女性が求めているのはちょうど良いテストステロン値かもしれませんが、モテ以外の観点からもテストステロンを抑える、あえて減らす、といった選択肢は避けた方が良いでしょう。
しかしテストステロン値が高いことによるデメリットがあるのも事実で、おそらく日本人女性は理性では高テストステロン値のデメリットをかなり嫌います。
そこで考えられる対策は、テストステロン値を高めつつ、理性や知性も高めることです。たとえば、筋トレをしたり上昇志向を持つのは良いことですが、それをむやみに人に自慢するようなことはしない、乱暴な運転をしたり少し腹が立ったからといって他人を威嚇しない、などが重要になります。
いくら体ががっしりしていて男らしくても、タンクトップやピチピチの服でそれを強調したり、自分に上昇志向があってある程度成功しているのを良いことに他人を見下すような発言をするのは確実にNGでしょう。
実際やってしまっている人も多いので、注意が必要です。またマッチョだけどコミュ障すぎる、野望を語る割に行動が伴っていない、なども問題なので、テストステロン値を高めるだけでなく、それに劣らない理性や知性を身に付けることが重要です。
またテストステロン値を高める方法については以下の記事で解説しています。