脱毛は毛周期に合わせてやらないと意味がない、いっぱい照射しても無駄打ちになるだけ、といった話は耳にしたことがあるかもしれません。
しかし、これは半分正解で半分不正解です。このページでは、毛周期に対する照射の基本的な考え方、照射回数を増やすとどうなるのか、などについて解説します。
また私自身が2年以上ケノンを使用した脱毛効果については以下で紹介しています。
【写真&動画あり】ケノンを始めて2年経ったので結果を報告します!
照射すればするほど早く脱毛できるわけではない
毛には毛周期というものがあって、脱毛の照射が効くのは成長期の毛のみです。毛周期についてよくわからないという方は、以下のページをご参考ください。
【下手なイラスト付き】ケノンと毛周期の関係!そもそも毛周期って?
休止期や退行期の毛には照射が効かないので、成長期の毛の毛根にダメージを与え切ったら、次に成長期の毛が出てくるのを待つ必要があります。
この点では、「毛周期に合わせて脱毛する必要がある」という考えは正しいでしょう。
照射回数を増やすことは無意味ではない
毛周期以上のペースで脱毛することは不可能で、脱毛に期間がかかることは間違いありません。
しかし、だからといって毛周期に合わせて照射しなければならないわけではありません。
そもそも毛周期は部位にもよりますが平均的に数ヶ月なので、ケノンもクリニックもエステも完全に毛周期に合わせてプランを組んでいるわけではないのです。
ケノンに関しては推奨頻度が2週間に1回なので、もともとの設定として照射頻度が毛周期よりかなり短くなっています。
ではなぜ毛周期よりも短いのかですが、それは1回の照射で成長期の毛に十分なダメージを与え切れない可能性があるからです。
たしかに成長期の毛根にダメージを与え切った場合、それ以上の照射は無意味でしょう。次に成長期の毛が出てくるのを待つ必要があります。
しかし逆に言えば、成長期の毛根に十分なダメージを与え切れていないのであれば、さらに照射を重ねることは有効です。
毛が濃い部分は1回ではダメージを与え切れない
私の髭はもともと喉仏まで生えており、昔は喉仏のところを剃るのが大変でした。この写真はたしかケノンを使い始めてから1年半くらい経った頃のものですが、剛毛がまばらになってきているのがわかります。
喉仏や、顎の裏の真ん中あたりは毛がなくなっています。顎裏の左右はかなり中途半端な抜け方の状態ですね。
ちなみにこの写真はケノンを重ね打ちした直後のものなので、肌が赤くなっていたり、毛が焦げて灰色っぽく変色していたりします。
私の経験上、髭とVラインは2週間に1度以上の照射回数が必要かと思います。逆に言えば、それ以外の、手、足、脇、IOライン、胸、乳首、などは2週間に1回の照射で十分になくなっていくと思います。
私は比較的毛深い方なので、平均くらいの毛深さならこれで問題ないでしょう。かなり剛毛の方は、それ以上照射した方が良い場合もあるかと思います。
ケノンの設定はもちろん、照射威力マックスのシングルショット(連続ショット1回)です。毛が濃い部分にはなるべく照射威力を強くして、照射回数を増やしていくということです。
照射回数を増やすなら連続ショット複数回の方が良いと思われるかもしれませんが、連続ショットにすると照射威力が落ちるのでご注意ください。
ケノンを毎日照射するのはどうなのか?
成長期の毛根にしっかりダメージを与えるために、ケノンを毎日照射したら良いのではないか、と思われるかもしれません。
毎日照射するのも悪くないのですが、個人的には週1~2週間に1回程度の重ね打ちがおすすめです。
重ね打ちとは、1回ケノンを使用する際に、同じ部位に何度も照射することです。詳しくは以下の記事で解説しています。
【ケノン歴2年以上】ケノンの重ね打ちはあり?連続攻撃で毛根にダメージを与える
ケノンを毎日照射しても良いのですが、それなら週1~2週間に1回程度重ね打ちで追い込んでいく方が効率的でしょう。
毎日重ね打ちするという選択肢もありますが、いくら剛毛でもそこまでしなくても追い込めるのではないか、毎日重ね打ちすると肌へのダメージが大きすぎるのではないか、と思います。
医療脱毛に比べるとケノンの威力は劣りますが、それでも1/100の威力しかない、ということはないでしょう。
どの程度違いがあるかわかりませんが、仮にケノンが医療脱毛の1/20の威力だとします。そうすると、以下のように考えられます。
【医療脱毛の場合】
- 20の威力で1ヶ月半~2ヶ月に1回の照射
- 1ヶ月半~2ヶ月の間に与えられる毛根へのダメージは20
【ケノンの場合】
- 1の威力で週1で5回重ね打ち
- 1ヶ月半~2ヶ月の間に与えられる毛根へのダメージは30~40
数字はあくまでも適当ですが、仮にケノンの威力が医療脱毛の1/20だったとしても、週1で5回重ね打ちをすれば、医療脱毛の1.5~2倍のダメージを与えられることになります。
もちろん完全に足し算通りになるかは不明です。しかし私の経験上、照射回数を増やせば毛根へのダメージが蓄積されていくことは間違いないかと思います。
様子見しながらコツコツ照射を重ねていく
毛周期、成長期の毛根へのダメージ蓄積、といった考え方をベースにした上で、毛や肌の様子を見ながらコツコツ照射を重ねていくのがベストでしょう。
焦っていっぱい照射すれば良いわけではなく、かと言って剛毛の部位まで2週間に1回の照射を守る必要もないでしょう。
ちなみに私の場合、以下のような基準で重ね打ちをしていました。
- 少し熱いだけで痛みがなくなったらやめる
- ヒリヒリが強くなったらやめる
つまり、痛みがなさすぎるか、逆に痛すぎる場合にやめていました。まず痛みがなくなる場合ですが、これはあくまでも私の感覚です。
ケノンを重ね打ちしていると最初は痛みがある程度強くても、痛みがなくなることがあります。明確な理由はわかりませんが、私の感覚として、毛根に十分なダメージが与えられて、毛と毛根のつながりが弱くなったのかな、と考えていました。
実際照射しているときに痛みがなくなったところは、数日後に抜けていることが多かったです。
逆に何回照射してもヒリヒリが強い場合まだしぶとく毛根が生きていると考えていましたが、単純に痛いし肌荒れのリスクもあるので、いったん休戦して期間を置いてから再度追い込むことにしていました。
このようにケノンの照射を積み重ねていくことで、実際私の全身はツルツルになっていきました。と言っても重ね打ちをしていたのは髭と初期のVラインくらいで、その他の部位はたいして重ね打ちしなくても抜けていき、むしろ照射頻度を月1程度に落とすほどでした。
ケノンをまだ購入されていない方は、公式サイトでの購入がおすすめです。Amazonや楽天でも購入可能ですが、保証、付属品、最新版、といった点で公式サイトがベストでしょう。
私も最初はAmazonで購入しようと考えましたが、メリットを知った結果以下の公式サイトから購入しました。
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