ケノンを重ね打ちすると効果がアップする、早く効果を上げたいなら重ね打ちした方が良い、といった意見をネットやSNSで度々目にします。これらの意見や私の実体験を元に、ケノンの重ね打ちの効果について解説していきます。
ちなみに、私が2年間ケノンを使って体感した効果（写真付き）については以下です。気になる方はぜひご参考ください。
【写真&動画あり】ケノンを始めて2年経ったので結果を報告します！
【この記事の要点】
- ケノンの重ね打ちは賛否両論ある
- 一応の根拠と実体験から、重ね打ちは効果あり
- 重ね打ちはあくまでも成長期の毛を追い込むもの
- 重ね打ちでダメージを与えても完全に毛をなくすためには年単位で考える必要がある（徐々に薄くはなっていく）
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脱毛器ケノンケノンの推奨頻度と照射回数
ケノンの頻度を上げた場合の効果については、また以下の記事で解説しています。
【2年以上の実体験+脱毛理論】ケノンの照射頻度を増やす効果は？
しかし、理屈としては頻度を上げた場合も、一度に複数回照射した場合も、同じことです。
重ね打ち否定派と賛成派の意見
ネットやSNS上では、重ね打ちに効果があるという声もあれば、逆に効果がないという声もあります。そして、そのどちらの意見も一理あります。重ね打ち否定派の意見としては、毛周期があるから重ね打ちしたからといって毛が早くなくなるわけではなく、無駄打ちになるだけ、肌荒れにつながるだけ、といったものです。
一方で、重ね打ち賛成派の意見は、重ね打ちすることでより毛根にダメージを与えられ、毛が早くなくなるというものです。
これについてはどちらの意見も正論でしょう。毛周期に合わせて脱毛していくのは正しい考え方で、一方で今成長期の毛には重ね打ちすればダメージが大きくなるからです。
毛周期について詳しくは以下の記事で解説しています。
【下手なイラスト付き】ケノンと毛周期の関係！そもそも毛周期って？
私自身の重ね打ち体験
まず私自身は、重ね打ちをやっていました。最初は早く毛をなくしたいということで全身に重ね打ちしていましたが、ある程度毛がなくなってからは毛が濃くてまだ残っている部分のみ重ね打ちしていました。
特に髭はもともと濃かったので、同じ部位に10回くらい重ね打ちすることも多々ありました。ここまでの重ね打ちは自己責任になるので推奨はしませんが、体感として、重ね打ちは効果的です。
ただし上でも説明した通り、あくまでも成長期の毛に対して効果的ということです。重ね打ちをしたからといって、まだ眠っている毛に効くわけではなく、それは何回ケノンを打とうが生えてきます。
ではなぜケノンの重ね打ちが効果的なのかというと、打ち損じや一度でダメージを与え切れなかった毛根にさらなるダメージを与えられるからです。
重ね打ちで毛根を追い込む
ケノンの照射威力は脱毛に効果的な域に達していますが、残念ながらクリニックの医療脱毛には当然劣っており、同じ光脱毛でもサロンの脱毛器の方がケノンよりは威力が強いでしょう。
そのため、自宅での脱毛がクリニックやエステに威力の点で劣っていることは否定できません。そこで、重ね打ちによってカバーするのです。減塩醤油もいっぱい摂取すれば塩分の過剰摂取になるのと同じです。たとえは悪い方向ですが。
正直なところ、1回の威力の強さと重ね打ちの関係について、厳密なところは私もわかりません。私は脱毛系メディアでライターをやっていたことがあり、ネット、SNS、ときにはクリニックに電話をかけていろいろ調査しました。
それでも1回の威力と重ね打ちの関係について絶対的な正解はわかりませんでした。私が実際にケノンで重ね打ちをしてみて、以下のようなイメージを持っています。
- 脱毛効果を得るために10のダメージが必要
- 逆に10以上ダメージを与えても無意味
【1回の照射で与えられるダメージ（あくまでもイメージ）】
- クリニック：10以上
- エステ：5
- ケノン：3
この場合クリニックは1回の照射で十分なダメージを与えられますが、エステとケノンでは十分なダメージが与えられていません。
しかしケノンを4回打てばダメージの合計が12になるので、脱毛に十分なダメージです。エステの場合はお店で照射してもらうものなので、重ね打ちや照射頻度を増やすことは難しいです。
実際重ね打ちや照射頻度を増やすことで私は効果を得られているので、上のイメージでやっていけば脱毛効果を得られると思います。
1回で充分に効いているなら重ね打ちは無意味
ケノンを重ね打ちする目的は、あくまでも1回ではダメージを与え切れなかった毛にさらなるダメ―ジを与えることです。成長期ではない、退行期や休止期の毛にまでダメージを与えられるわけではありません。
つまり、逆に言えば1回でダメージを与え切れている場合重ね打ちする意味はない、ということです。だからこそ重ね打ち否定派の声があるのです。
重ね打ちが必要かどうかの判断は？
1回でダメージを与え切れていない場合のみ重ね打ちが有効（100%の医学的根拠はない）ということでしたが、これはどのように判断すれば良いのでしょう？これに関しては正直なところ、私もはっきりとはわかりません。
私の場合、以下のような観点を基準にしていました。
- 冷却なしで照射してもまったく痛みがない場合、1回で十分
- 毛が明らかに減ってきている個所は1回で十分
- 毛が濃くて、冷却してもある程度痛みのある部位は重ね打ち
- 期間が経ってもなかなか毛がなくなっていかない部位は重ね打ち
あくまでも私の基準ですが、このように判断していました。
まず痛みに関してですが、ケノンの光は黒い部分に反応します。つまり毛が残っていて、なおかつ皮膚の中に黒い部分があると痛みが強くなると考えられるでしょう。毛が濃い部位ほど痛みが強いということです。
ケノンを継続していって毛が薄くなっていくと、痛みもなくなっていきます。言い換えれば、痛みの強いうちはまだ毛が残っているから重ね打ち、痛みがない部位は毛がなくなっているので1回で良い、といった判断ができます。
ただし肌がもともと黒い部分は毛がなくても痛みが強いので、その点も考慮することが必要です。これについては以下の記事で解説しています。
また単純に、毛がどれだけ残っているのかも判断基準になるでしょう。どうしても感覚的な部分も強くなってしまいますが、ケノンを続けていると照射の痛みが前より減っている、毛がなくなっている、かなり毛がまばらになってきたからこれ以上重ね打ちで追い込む必要はないだろう、まだまだ毛が残っているから重ね打ちでもう少しダメージを与えておいた方が良いな、といったことがわかってきます。
焦りは禁物！じっくり脱毛していきましょう
繰り返しになりますが、ケノンの重ね打ちは1回でダメージを与え切れなかった毛を追い込むことが目的です。重ね打ちをしたからといって、退行期、休止期の毛にまでダメージを与えられるわけではありません。
そのため、完璧に追い込んだとしても脱毛には時間がかかります。徐々に薄くはなっていくものの、完全に毛をなくそうと思えば1年半～2年程度はかかるでしょう。
私の場合、半年程度で明らかに毛が薄くなっていることを実感し、1年くらいで産毛が数本程度になった部位もあります。
具体的には、足、手、脇、首、もみあげ、頬、などは1年くらいでかなりなくなりました。VIOは1年半程度でまばらに生えてくるようになり、2年経った頃には産毛とたまに細めの毛が生える程度でパッと見はパイ〇ンです。
鼻下と顎髭は元が濃かったせいで2年以上経過した今でもある程度残っていますが、それでもかなり薄くなっており、おそらくこのまま3年続ければほぼなくなると思います。
もともと髭が濃すぎて「泥棒」「カールおじさん」などと言われることが多かったため、それを思えば「髭が薄い」と言われる今の状況は考えられないくらいです。
このように毛周期の関係から脱毛は年単位で考える必要があるので、焦りは禁物です。ケノンは自宅でいつでもできる分いっぱいやりたくなりますが、頻度を上げるにしても重ね打ちするにしても限度があるので、あくあまでも上で説明した通り成長期の毛を追い込めればOKとする、という考えが重要です。
焦らず気長にやりましょう。またケノンは以下の公式サイトで購入するのがおすすめです。楽天やAmazonでも売っていますが、保証と付属品が公式サイトの方が良いです。付属品の詳細は時期によって異なりますが、公式サイトでの購入がベストなことには変わりないでしょう。
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